訪日外客数(2025 年 3 月)

3月の訪⽇外客数は 3,497,600 人 前年同月比では 13.5%増 3 月として過去最高を記録。3 月までの累計では、10,537,300 人となり、過去最速で 1,000 万人を突破した。

春の桜シーズンに⼊り多くの市場で訪⽇需要が高まった。東南アジアの⼀部の市場や中東地域ではイスラム教の断食明け休暇に合わせて海外旅⾏需要が増加したこと等により、東アジアは中国、東南アジアではインドネシア、欧米豪では米国を中心に訪⽇外客数が増加した。

米国やカナダなど 6 市場で単月過去最高を更新したほか、韓国や台湾、タイなど 11 市場で 3 月として過去最高を記録。また 3 月までの累計ではすべての重点市場で過去最高を記録した。

韓国は、691,700 人(前年同月比 4.3%増)。為替レートがウォン安傾向になったものの、仁川~熊本間や釜山~中部間等の増便、清州~花巻間等のチャーター便運航や祝日等の影響もあり、訪日外客数は 3 月として過去最高を記録した。

中国は、661,700 人(前年同月比 46.2%増)。3 月は春節休暇とスクールホリデー後の旅行需要の落ち着くシーズンであるものの、成都~関西間、北京~関西間、南昌~関西間等の増便等の影響や昨今の情勢を踏まえ、競合国よりも日本を選択する動きが見られたこともあり、訪日外客数は前年同月を上回った。

台湾は、522,900 人(前年同月比 7.9%増)。台北~松山間や高雄~新千歳間等のチャーター便を含む地方路線による航空座席数増加の影響やクルーズ船の寄港もあり、訪日外客数は 3 月として過去最高を記録した。

米国は、342,800 人(前年同月比 18.2%増)。前年は 3 月下旬からであったイースター休暇が今年は 4 月中旬からとなった影響があったものの、継続する訪日旅行の人気に加え、東京で開催されたスポーツイベントや 3 月中旬から始まったスクールホリデーの影響もあり、訪日外客数は単月として過去最高を記録した。

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