バクチノキ群生地

バクチノキは、暖地に生息するバラ科の常緑樹で、大木になることもあります。「バクチノキ」という名前の由来は、その特徴的な樹皮から名付けられたものとされています。樹皮は灰褐色で、鱗のように剥がれます。剥がれた跡は紅黄色の肌が現れ、バクチに負けて身ぐるみを剥がれたさまに例えられました。群生地は、標高219mの大山の中腹の大山不動堂の参道沿いの山林にあります。約600平方メートルの範囲に数十本が生えており、県内最大の群生地であるとともに、この地域が国内最北端の群生地となっています。

千葉県指定天然記念物

鴨川市古畑


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