大山寺
大山不動尊の名で知られている大山寺は、関東三大不動と呼ばれ、長狭地域の人々から篤く信仰されています。大山寺は、奈良時代(724年)に奈良東大寺の開祖、良弁僧正によって開山されたと伝えられています。源頼朝、足利尊氏の信仰を受けて繁栄し、江戸時代には山伏の寺として存続してきました。明治の世になると、明治政府は「神仏分離令」「修験禁止令」を発布し、これにより、それまで神仏混淆として宗教儀礼を行ってきた修験寺院は壊滅的な打撃を受けることとなりました。独立した仏教寺院として存続させるため、宗教法人格を申請する運びとなり、平成十九年(2007)に千葉県から認可を受け、真言宗智山派大山寺として独立することとなり、現在に至っています。不動堂、木造不動明王坐像及び両脇侍立像、大山寺内殿厨子は千葉県指定有形文化財。鐘桜堂、宝篋印塔は鴨川市指定有形文化財とされています。
鴨川市 平塚1723
TEL 04-7098-0178