主基斎田址公園

昔から良質な米を生産する地である主基斎田(すきさいでん)は、明治天皇の即位後最初の新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)に斎田として選ばれた場所です。大嘗祭に用いられる新穀は卜定(ぼくじょう)された悠紀(由基)と主基の2ヶ所の斎田から献上されます。明治4年の大嘗祭では、悠紀斎田が甲斐国巨摩郡に、主基斎田は安房国長狭郡北小町村字仲ノ坪の6反歩(約60アール)に卜定されました。現在は、その栄誉を記念して碑が建立され、主基斎田址公園として整備されています。

鴨川市北小町1859

安房鴨川駅から路線バスで「北小町入口」下車、徒歩5分

天皇即位の大嘗祭に選ばれた水田のことを「主基」といいます。亀の甲羅をあぶって日本全国の水田の中から2カ所が選ばれます。1300年以上続く皇室ゆかりの行事です。


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