訪日観光客 6月10日から受け入れ
岸田首相は26日、東京都内で講演し、6月10日から訪日外国人観光客の受け入れを再開すると表明しました。添乗員付きのパッケージツアーの受け入れが始まります。
以下は日本政府観光局 清野 智 理事長のコメントです。
国際社会で観光目的の往来回復へ向けた動きが加速していることを心より歓迎いたします。日本もその一員として始動する旨、政府より方針が発表されました。訪日観光の回復に向けた第一歩と受け止めています。JNTO では自治体、DMO、国内外の旅行会社・航空会社等の方々と連携し、インバウンド再開に備え準備を進めてきました。本年 12 月の UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム、2023 年のアドベンチャートラベル世界サミット(ATWS)、2025 年の大阪・関西万博などの国際イベントを控え、観光情報の発信に一層取り組むとともに、今後、インバウンド受入の状況にあわせプロモーションを展開する予定です。
2019 年に 4.8 兆円まで高まったインバウンド観光消費は、この 2 年間は皆無に等しい状況が続いています。しかしながら、コロナ禍においても、日本の魅力は変わることなく、日本への旅行を心待ちにしている外国人は多いと認識しています。先日の世界経済フォーラムでは、旅行・観光競争力ランキングで日本が1位に選ばれました。これからも JNTO は、諸外国に向けてその時々に必要な情報を的確に発信していき、日本の経済発展、地方創生に資するよう務めてまいります。