「ワーケーション推進事業」企業と地域によるモデル実証事業の公募

従来の日本の旅のスタイルは、特定の時期や場所に集中して混雑や密が生じやすい傾向があり、国内旅行消費額の伸び悩みの原因にもなっています。このような中、場所にとらわれない柔軟な働き方として、ワーケーション等への関心が高まっています。ワーケーションは、より多くの旅行機会の創出や旅行需要の平準化につながることに加えて、働く場所の自由度を高めるという点で、企業の働き方改革をはじめとする経営課題解決への寄与し、地方創生等にも資する取組です。

観光庁では、ワーケーション等の送り手である企業と受け手である地域の取組の定着や継続的な関係性の構築につなげるため、企業と地域を対象としてマッチングを行い、効果検証や企業の制度導入、地域の受入体制整備を進めるためのモデル実証事業を実施します。

本事業は、補助金や交付金の類ではなく、観光庁における調査事業の一環として行うもので、調査に要する経費を国費により負担するものです。

公募期間:令和4年6月17日(金)~令和4年7月15日(金)17:00締切

質問受付期間:令和4年6月 17 日(金)~令和4年7月1日(月) 17:00(必着)
       問合せ先 観光庁 観光地域振興部 観光資源課 連絡先: hqt-workation@mlit.go.jp

実施主体:ワーケーション等の推進に向けた取組意欲を持ち、かつ具体的な取組を既に実施している下記いずれかの法人。
1.営利法人(株式会社、合同会社、合資会社、合名会社のいずれか)
2.一般社団法人、一般財団法人及び公益社団法人、公益財団法人、観光地域づくり法人(DMO) ※候補法人を含む
3.特定非営利活動法人

事業内容:

(1)トライアルプログラムの実施
モデル地域が企画・運営するトライアルプログラム(3泊4日以上)に対して3回程度、所属員(雇用形態は問わない)を各回5名程度派遣する。派遣を通して、自社のワ―ケーションに対応する制度の導入や改善に寄与する取組を実施すること。
※コーディネーター: モデル実証事業に参画する企業の制度導入、地域の受入体制整備に関する支援及びモデル事業実施期間中の企業、地域の仲介等を目的として、観光庁がワ
ーケーション等の研究者・専門家や企業・地域における実践者等から選定し、マッチングされた企業と地域に対して、1名を専属で配置します。
派遣回数は、モデル事業の実施期間中、概ね月1回程度を予定。
なお、コーディネーターに対する謝金、旅費等については、支援対象経費とは別経費として本事業の事務局(事業事務局)がコーディネーターへ支払いを行います。
(2) アドバイザーによる指導・助言
社内のワーケーションに対する理解促進、出張や労務、勤務制度等の諸規定・制度の導入・改訂について、観光庁が派遣するアドバイザーが指導・助言を行う。なお、アドバイザーによる指導は1回程度とし、内容は事務局と調整すること。

支援対象経費の規模:支援対象経費の上限は、1件あたり 150 万円(消費税込)(選定件数等に応じて、金額の調整を行う場合あり)。


実証事業の実施に付随する業務
選定された事業実施者は、次の業務にも取り組んでいただきます。
(1) 事業計画書及び事業実施報告書の作成
(2) 事業の進捗状況等の報告
(3)事業事務局にて実施する調査及び情報発信への協力
別途、事業事務局にて「実証事業者向け調査」を実施する予定であり、調査にあたって実証企業へのアンケート・ヒアリング等の協力依頼があった際にはご対応をお願いします。また、ワーケーション等の普及に向けた情報発信等も実施する予定としていますので、取材や情報提供等のご協力をお願いする場合があります。

対象経費
(1)実証事業等において対象とする経費
・トライアルプログラムへの所属員の派遣に係る経費
・モデル地域と企業所在地の往復交通費
・モデル地域における宿泊費
※但し、トライアルプログラムに含まれる体験・食事等の滞在費用はモデル地域の負担とする。
・その他モデル地域までの移動、滞在に係る経費
・新型コロナウイルス感染症対策に係る経費


実証事業等の経費計上期間(実施期間)
事業採択が決定した後、事業事務局との契約又はそれに準ずる手続を交わした時点から令和5年3月3日までを対象。

選定件数:モデル企業及び共同提案企業合わせて 30 件程度。

<その他>
観光庁が推進するワーケーション等の実施形態は、以下の 5 種類に分類されます。
1. 福利厚生型
2. 地域課題解決型
3. 合宿型
4. サテライトオフィス型
5. ブレジャー型
各分類の説明や事例については、観光庁ホームページ(以下 URL)を参照してください。

観光庁 「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャーウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/kankocho/workation-bleisure/

くわしくはこちらでご確認ください ▶ 「ワーケーション推進事業」企業と地域によるモデル実証事業の公募について